展示案内

屋外展示

建物の東側には、石製の屋外展示物があります。

石人等

石人等〔実測図をもとにした模刻〕
人を形どった石人は、埴輪と同じように古墳の墳丘にたてられたものです。古墳時代中期の5世紀から6世紀前半までの北部九州に集中して見られ、人に限らず馬や武器などの種類もあります。展示品は、九州最大級の前方後円墳である岩戸山古墳、みやま市の石神山古墳、大分県臼杵市の臼塚古墳で見つかった石人等の実測図をもとに、正確に模刻したものです。

石棺墓

石棺墓の展示エリア
衹園山2号墳(久留米市)の墳丘下から発見された石棺墓〔再現〕
石棺墓は人を葬る棺に石を用いたもので、昔の墓です。写真の石棺墓は、高速道路の建設に伴い調査された古墳(久留米市御井町 衹園山2号墳)の下から発見されました。今から約1700年前のものと考えられます。

五輪塔

発掘調査で発見された五輪塔〔再現〕
道を挟んで池側には、五輪塔があります。五輪塔は、平安時代の終わり頃から江戸時代にかけてつくられた石塔の一種で、方形・球形・三角形・半円形・団形の五種類の石を積み上げたものです。それぞれの石には意味があり、「地・水・火・風・空」の五大を宇宙の生成要素とする仏教思想に基づいています。向かって左端が京都郡出土、右の二基が八女地方で発見されたものです。

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