当館は、福岡県立の歴史系博物館としての機能を生かし、「社会科」、「地理歴史」、「総合的な学習の時間」に留まらず、各教科の発展的な学習活動を提供できる場としての整備を進めています。
当館の企画推進室広報普及班に教育普及担当の在籍教員(指導主事)が配置されています。お電話やお問い合わせフォームでお気軽にご相談ください。
企画展「きゅうおにとタイムトラベル」(3~7月)は、小学校6年生社会科の歴史学習の内容に合致させた展示です。 九州歴史資料館のキャラクター「きゅうおに」が過去を旅する設定になっています。遺物の展示だけでなく、パネルの解説をもとに学ぶことができます。
館内案内「バックヤードツアー」(通年)は、遺物が発掘された瞬間から展示室に並ぶまでの経緯を追う,館内一周ツアーです。当館の中心業務である発掘・保存・修復・研究・展示の流れを通して,保存継承の意義を考えることができます。
《学びのスタイル(例)》
当館では、各学校と博物館をつないでオンライン遠隔授業を実施しています。博物館の楽しさや歴史の面白さ、福岡県内の文化財の魅力等を教室へお届けします。ぜひご活用ください。
【メニュー例】
○オンライン社会科見学
「博物館バーチャル歴史体感ツアー」と題して、オンラインで館内や展示品の紹介を行います。歴史や文化財、博物館への興味・関心を高めることが期待できます。
○スポット解説
授業の中で、もう少し理解を深めたい内容などがある際に、学芸員や教育普及担当の職員が、実際の展示や文化財などを用いて解説や説明を行います。15分程度の短時間のスポットでの活用もお受けしています。オンラインの長所を生かした双方向での質疑応答は大変好評です。また質問の時間を通して学習を振り返ることで「学習の自己調整」を期待することができます。
その他、学芸員や発掘技師による職業講話、発掘現場からの中継、文化財の調査に使用するX線CTスキャナの説明など、各学校のご要望に合わせて、さまざまな学習内容をご提供できます。また、研究授業等でのご活用も可能です。お気軽にご相談ください。
九州歴史資料館では福岡県内の小・中学校および高等学校等を対象にした学習支援事業(出前講座)を実施しています。 講座のテーマおよび内容は別紙のとおりです。社会科の授業はもちろん、総合的な学習の時間などにおいても、積極的にご活用ください。学芸員や発掘技師等の職業講話も可能です。
主に中学校2年生~3年生において実施される職場体験の受け入れ先として、毎年10校ほどの学校を受け入れています。また、夏休み期間を中心に高校生のインターンシップの受け入れを行っています。一度の受け入れ人数上限は10名ですがご相談に応じます。