教育普及

学校の先生方へ

当館は、福岡県立の歴史系博物館としての機能を生かし、「社会科」、「地理歴史」、「総合的な学習の時間」に留まらず、各教科の発展的な学習活動を提供できる場としての整備を進めています。
当館の企画推進室広報普及班に教育普及担当の在籍教員(指導主事)が配置されています。お電話やお問い合わせフォームでお気軽にご相談ください。

0942-75-9501
九州歴史資料館 企画推進室(直通)
先生方向けのお問い合わせフォームを開設しました。 来館やオンライン遠隔授業、出前授業、教材研究についてのお問い合わせなどお気軽にお尋ねください。

※お問い合わせはこちらへ(フォームのページが開きます)

組み合わせて学ぶ 九州歴史資料館の博学連携

九州歴史資料館では様々な学習プログラムをご提供しており、
それらを組み合わせることで効果的な学習が期待できます。

例① 事前学習としてのオンライン遠隔授業 + 来館学習
例② 来館学習 + VR出前授業
例③ 学芸員による出前授業 + オンラインによる遠隔での質問の時間

お気軽にお問い合わせください。
  

来館学習

文化財を「実際に見る・触る・体験する」ことで、館の施設そのものを教材化した学びの場を提供いたします。めあてや視点をもたせるオリエンテーション、館内ツアー形式で行う案内と解説、博物館の裏側を見学できるバックヤードツアー等ご好評をいただいております。中学生までは観覧料無料で高校生の生徒さんや学校の先生方も申請書を提出していただければ無料になります。駐車場も無料ですので、ぜひ校外学習にご活用ください。

【おすすめポイント】
〇無料でご案内できます。(学校様には観覧料の減免あり)駐車場も無料です。
〇当館の在籍教員(指導主事)が「ツアー形式」で館内をご案内します。
〇学習の最初にオリエンテーションを行い、本時の学習のめあてや見学する
 視点を提示しますので、効果的に来館学習を行うことが期待できます。
〇博物館の「バックヤードツアー」が実施できます。
(土器の復元作業の見学や文化財を保管する収蔵庫の見学を行います)
〇ご希望があれば体験活動(VR体験や竪穴住居づくり)を行うことも可能です。
〇標準時間は90分です。体験を希望される場合はさらにお時間が必要です。
〇昼食場所をご準備することもできます。(研修室に空きがある日に限ります)

企画展「きゅうおにとタイムトラベル」の来館学習

企画展「きゅうおにとタイムトラベル」(3~7月)は、小学校6年生社会科の歴史学習の内容に合致させた展示です。 九州歴史資料館のキャラクター「きゅうおに」が過去を旅する設定になっています。遺物の展示だけでなく、パネルの解説をもとに学ぶことができます。

館内案内「バックヤードツアー」の来館学習

館内案内「バックヤードツアー」(通年)は、遺物が発掘された瞬間から展示室に並ぶまでの経緯を追う,館内一周ツアーです。当館の中心業務である発掘・保存・修復・研究・展示の流れを通して,保存継承の意義を考えることができます。

《学びのスタイル(例)》

  • 狩猟・採集や農耕の生活の様子を比較して共通点や相違点を探り、縄文時代と弥生時代の特色を整理する。
  • お気に入りの文化財を見つけるという活動を通して、知識だけでなく感性での歴史との出会いの場を提供する。
  • 見学の前にオリエンテーションで事前に文化財の考察を行うことで学習への主体性を高める。

GIGAスクールだからこそ、博物館とオンラインで遠隔授業しませんか?

当館では、各学校と博物館をつないでオンライン遠隔授業を実施しています。博物館の楽しさや歴史の面白さ、福岡県内の文化財の魅力等を教室へお届けします。ぜひご活用ください。

【メニュー例】
○オンライン社会科見学
「博物館バーチャル歴史体感ツアー」と題して、オンラインで館内や展示品の紹介を行います。歴史や文化財、博物館への興味・関心を高めることが期待できます。
○スポット解説
授業の中で、もう少し理解を深めたい内容などがある際に、学芸員や教育普及担当の職員が、実際の展示や文化財などを用いて解説や説明を行います。15分程度の短時間のスポットでの活用もお受けしています。オンラインの長所を生かした双方向での質疑応答は大変好評です。また質問の時間を通して学習を振り返ることで「学習の自己調整」を期待することができます。

その他、学芸員や発掘技師による職業講話、発掘現場からの中継、文化財の調査に使用するX線CTスキャナの説明など、各学校のご要望に合わせて、さまざまな学習内容をご提供できます。また、研究授業等でのご活用も可能です。お気軽にご相談ください。

学校向け出前授業

九州歴史資料館では福岡県内の小・中学校および高等学校等を対象にした学習支援事業(出前講座)を実施しています。 講座のテーマおよび内容は別紙のとおりです。社会科の授業はもちろん、総合的な学習の時間などにおいても、積極的にご活用ください。学芸員や発掘技師等の職業講話も可能です。

  • 担当学芸員等の業務等の都合で開催できない場合もありますので、予めご了承願います。
  • 依頼の内容によっては各市町村の文化財担当職員をご紹介する場合もあります。
  • 今後、実施可能テーマを増やしていく予定です。

「VR出前授業」 今日の授業は古墳の中に入ります。

 九州歴史資料館が制作したVR(バーチャルリアリティー)コンテンツを活用した出前授業を実施しています。通常は入ることができない古墳や仏像の内部に入って、その造りを観察することができます。このようなリアルな体験活動を通して、児童・生徒の文化財や史跡に対する興味・関心を喚起し、主体的に学習に取り組む態度を養うことが期待できます。また最新の科学技術を文化財に応用したリアルな体験は、「学びのSTEAM化」にもつながり、教科学習の範囲を超えて、児童・生徒自身が「問い」をもったり、探求心による学びの主体性の向上等を期待することができます。


 費用は無料です。クラス単位だけでなく、特別支援学級や適応指導教室、部活動などの少人数のグループでのお申込みもできますので、まずはお気軽にご相談ください。

 ※VRの対象年齢は13歳以上となっており、
  対象年齢未満の利用の際は保護者の承諾が必要です。

授業で日本遺産「古代日本の『西の都』」を活用しませんか?

1人1台端末での個別の探求活動・調べ学習に最適な教材です。
小学校4年の地域の文化財を調べる学習の教材としてはもちろん、小学校6年や中学校の歴史の補助教材や地域調べの資料として、また、高等学校の歴史総合での探求活動、先生方の教材研究の資料としてもご活用ください。


日本遺産「古代日本の『西の都』ホームページ




日本遺産「古代日本の『西の都』キッズページ



中学生職場体験・高校生インターンシップ

組み合わせてもとの形に… 遺物の復元にチャレンジ!

主に中学校2年生~3年生において実施される職場体験の受け入れ先として、毎年10校ほどの学校を受け入れています。また、夏休み期間を中心に高校生のインターンシップの受け入れを行っています。一度の受け入れ人数上限は10名ですがご相談に応じます。

  • 時期によって体験内容は異なります。
  • 各校とも実施時期が重なる傾向がありますので、早めの連絡・調整をおすすめします。

先生方や教員や学芸員を目指す皆さんへの学びの場を提供します

こちらのチラシの画像は令和5年度に実施したものです
九州歴史資料館では、先生方向けの研修会や体験プログラムの実施しており、教員や学芸員を目指す学生の皆さんが参加できる研修会もあります。また教科等の研究会や校内の研修、講演等での会場の提供も可能です。(減免あり)100台以上駐車できる駐車場もあります。その他教材研究や研究授業のご相談に応じますので、お電話やお問い合わせフォームでお気軽にご連絡ください。
※チラシの画像は令和5年度に実施したものです。

「令和6年度九州歴史資料館主催研修会」
〇8月20日(火)教員のための博物館の日2024in九州歴史資料館
 ※こちらの研修会の詳細は7月頃にホームページでご案内します。

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