本報告書は好評につき完売いたしました。
全国で10万基以上が築造されたと考えられている各地の古墳の中で、現状765基が確認されている「装飾古墳」の半数以上が北・中部九州に集中しています。そのうち、福岡県では78基が確認されており、都道府県別の数では熊本県に次いで全国2位の数を誇ります。
本書は、令和4年~6年度にかけて福岡県教育委員会が実施した「福岡県装飾古墳総合調査」の成果をまとめた報告書です。従来の実測図や写真などの二次情報に加え、最新のデジタル技術を活用して石室と図紋を一体的に記録する三次元による記録方法を行い、その成果を収録しています。装飾古墳研究の基礎資料となる一冊です。