狩野派に学び,その画風を筑前の地に持ち込んだ絵師たち。
本企画展は,狩野派を学んだ福岡藩御抱え絵師,尾形家を取り上げますが,なかでも初代仲由,第二代守義,第三代守房に焦点を当てたはじめての展覧会です。県内に残る貴重な作品や画稿のほか,そこから見えてきた三代の制作や修学の実態についても御紹介いたします。
目次
・第Ⅰ章 狩野探幽ー江戸狩野派の巨匠
・第Ⅱ章 仲由・守義・守房ー尾形家はじめの三代
・第Ⅲ章 三代の画稿ー尾形家絵画資料より
【コラム1】画稿の使い方とみどころ
・第Ⅳ章 その後の尾形家ー継承される図様と画法
【コラム2】尾形家略歴についての新出記事
・論考・資料